
「今日も何もできなかった…」と寝る前に落ち込んでしまうあなたへ
一日の終わり、ベッドに入ってから
「あれもできなかった」「またミスした」
と自分を責めていませんか?
そんなあなたに、心理学的に効果が証明されている
“たった1分”でできるメンタル改善法をお伝えします。
それが――
**「今日良かったことを3つ書く」**という習慣です。
毎晩たったこれだけ!「良かったこと3つ日記」のやり方
方法はとてもシンプル。寝る前にノートやスマホに、今日あった「良かったこと」を3つだけ書きます。
例えば…
- 朝、時間通りに起きられた
- 同僚が笑ってくれた
- ラーメンが美味しかった
「そんなの大したことない」と思うかもしれません。
でもこの“些細な幸せ”に目を向けることが、マイナス思考の流れを止め、自己肯定感を育てる第一歩になるのです。

なぜ3つ書くだけで効果があるのか?心理学の裏付け
この習慣は、ポジティブ心理学で「スリー・グッド・シングス(Three Good Things)」と呼ばれる有名な実践法です。
ポジティブ心理学の研究者マーティン・セリグマン博士らの実験では、
✍️「毎晩、良いことを3つ書く習慣」を1週間続けたグループは、うつ症状やネガティブ感情が有意に減少し、幸福度が向上した
という結果が報告されています。
人の脳は、放っておくとどうしても「できなかったこと」「危険だったこと」に注意が向く“ネガティブ・バイアス”を持っています。
これは人類が生き延びるために備わった本能ですが、現代ではそれがストレスや自己否定の原因になりがちです。
だからこそ、「意識的にポジティブに注目する習慣」が心を健康に保つ鍵となるのです。
習慣化のコツと続けるポイント
✅ 小さく始める
最初から「いいことを探そう」と気負わなくて大丈夫です。
「寝坊しなかった」「おやつが美味しかった」など、どんな些細なことでもOK。
✅ 書く形式は自由
ノート、スマホメモ、付箋でも何でもOK。大事なのは**「言葉にする」こと**です。
✅ 続けられなくても責めない
忘れても気にせず、思い出した日にまた再開しましょう。完璧を目指す必要はありません。
続けることで、あなたの“心の見え方”が変わる
この習慣を続けると、日常生活の中で自然と「今日の良かったこと」を探すようになります。
つまり、脳が“ポジティブ探し”モードに切り替わっていくのです。
この変化は、自己肯定感や幸福感の向上だけでなく、人間関係や仕事への姿勢にもプラスの影響を与えてくれるでしょう。
![]() | いちいち気にしない心が手に入る本 何があっても「受け流せる」心理学 (王様文庫) [ 内藤 誼人 ] 価格:847円 |

![]() | アドラー心理学入門 よりよい人間関係のために (ベスト新書) [ 岸見 一郎 ] 価格:1100円 |

まとめ:あなたにもできる、やさしい心のトレーニング
「良かったことを3つ書く」という習慣は、
特別なスキルも道具もいらない、誰でもできるセルフケアです。
寝る前のたった1分が、あなたの心に少しずつ変化を起こします。
まずは3日間。
できる日だけでもOK。
あなたの“良かったこと”に、今日から目を向けてみませんか?