怖いのは、「直接会話をしていなくても」ストレス反応が起きるという点です。
たとえば、
- その人の声が聞こえただけ
- 社内チャットの通知が表示されたとき
- すれ違ったときに目をそらされた瞬間
こういったわずかな出来事でも、無意識のうちに脳は「危険」と判断し、交感神経をオンにしてしまいます。
この状態が続くと、身体は常に戦闘モード=休息・回復ができない状況になります。
なぜ免疫が落ちるの?
免疫力を保つには、自律神経がバランスよく働いている必要があります。
でも、「嫌いな人」という強いストレッサーが近くにいると、
交感神経が優位になりっぱなしになってしまい、
- 白血球のバランスが崩れる
- 自然免疫の働きが鈍る
といった影響が出てきます。
その結果、風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなり、回復も遅くなるんです。
改善策は「反応しない技術」と「距離感」
では、どうすればいいのでしょうか?
完全に関わらない、というのが理想ですが、現実はなかなかそうもいきませんよね。
そんなときに効果的なのが、以下の習慣です。
✔ 深呼吸を習慣にする
嫌いな人に反応しそうな瞬間に、ゆっくり呼吸して気持ちを整える。
たった数秒でも、自律神経に効果があります。
✔ 自分の感情にラベルを貼る
「今、イライラしてるな」「あ、この人嫌いだな」など、自分の感情を言語化するだけで、脳の過剰な反応が抑えられます。
✔ 距離を“少しだけ”あける
物理的にも心理的にも、1メートル距離を取るイメージでOK。
「自分の境界線」を守ることで、心が疲れにくくなります。
まとめ|心と体はつながっている
「嫌いな人」は、あなたの心だけでなく体にもストレスを与える存在です。
放っておくと、風邪や不調だけでなく、慢性的な疲労やメンタルダウンにもつながります。
だからこそ、“我慢”ではなく、“対処”を。
嫌いな人がいても大丈夫。
正しい距離感と自分のケアがあれば、免疫力は守れます。
🧠豆知識(コメント欄掲載用)
心理学の研究では、「嫌いな人が近くにいるだけでストレスホルモンが上がり、
免疫力が低下する」ことが明らかになっています。
無理に仲良くせず、「心の距離」を取ることも、健康のための立派な自己防衛です。

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