なんだか最近、疲れやすい…

夜寝てもスッキリしない。
気づけば、笑ってない日が続いている。
そんなとき、ふと誰かに触れられた瞬間、
「涙が出そうになった」経験はありませんか?
実はそれ、脳が“安心”を感じたサインなんです。

幸せホルモン「オキシトシン」って?
私たちの脳内には、「幸せホルモン」と呼ばれる物質があります。
その一つがオキシトシン。
オキシトシンは、「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」とも言われ、
以下のような場面で分泌されます。
- 誰かとハグしたとき
- 肩をぽんと叩かれたとき
- 恋人や子ども、ペットとスキンシップしたとき
- 大切な人と深い会話をしたとき
つまり、“触れ合い”や“つながり”を感じたときに
このホルモンが活発になるんです。
オキシトシンが与える心と体への効果
では、オキシトシンが分泌されると、どんな良いことが起こるのでしょうか?
① ストレスが軽減される
オキシトシンは、ストレスホルモン「コルチゾール」の分泌を抑えます。
つまり、心が落ち着く・緊張がやわらぐという効果が。
② 不安や孤独感が減る
「自分はひとりじゃない」と実感すると、脳が安心し、
不安・孤独・寂しさといったネガティブな感情がやわらぎます。
③ 免疫力アップ・痛みの軽減
オキシトシンには、免疫細胞の活性化や
痛みを和らげる作用もあるとわかっています。
心が癒されると、体まで元気になる。
これは気のせいではなく、科学的な事実なんです。
なぜ“触れ合い”でオキシトシンが出るのか?
人間は本来、社会的な生き物。
安心できるつながりを求める性質があります。
肌と肌が触れ合うことで、
「安全だよ」「ここにいて大丈夫だよ」という
非言語のメッセージが脳に伝わります。
この時、脳内の視床下部が反応して、
オキシトシンを分泌する仕組みです。
赤ちゃんが母親に抱かれて泣き止むのも、
このホルモンが大きく関係しています。
「触れ合う相手がいない…」ときの対処法
「でも今、そんな風に誰かと触れ合える状況じゃない」
「ひとり暮らしだし、会話も減ってる…」
そんな方にも朗報です。
オキシトシンは肌に触れなくても、
次のような行動で分泌されることがわかっています。
- ペットと触れ合う
- 信頼できる人と電話やLINEでやり取りする
- やさしい声や音楽を聴く
- 感謝の言葉を伝える・受け取る
- 相手を思いやる行動をする
つまり、“つながり”を感じられればいいのです。
心がほぐれる時間を、少しでも。
現代は人と人の距離が遠くなりがち。
だからこそ、“心があたたまるつながり”が、私たちを守ってくれます。
ちょっとした会話、
何気ないスキンシップ、
「ありがとう」の一言。
そのすべてが、心と体の回復スイッチになります。
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最後に|心を癒すのは、つながりだった
もし今、疲れていたり、孤独を感じていたりするなら、
ほんの少しでも「誰か」とつながる時間を持ってみてください。
それはあなたの心を守るだけでなく、
体の免疫力や回復力まで高めてくれるかもしれません。
“幸せホルモン”は、あなたの中にちゃんとある。
出すきっかけを、つくってあげましょう。
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