右も左もわからなかった私が、介護職を始めた日(2011年)

私の介護履歴

2011年、私は介護職をスタートしました。
きっかけは、親の介護が必要になったことです。

当時の私は、介護の知識なんてほとんどありませんでした。
「介護って、家族が頑張るものなのかな」
「でも、この先どうしたらいいんだろう」
不安の方が大きくて、正直、毎日の気持ちが落ち着きませんでした。

そんな時ふと思ったんです。
**「どうせ向き合うなら、介護というものをちゃんと学ぼう」**と。

親のためにできることを増やしたい。
それに、介護の世界を知れば、同じように困っている人の役にも立てるかもしれない。
そう考えて、私は思い切ってヘルパーの仕事をすることになりました。

とはいえ、当時は本当に”右も左もわからない”状態。
専門用語も、身体の動かし方も、声掛けの仕方も、何もかもが初めてでした。

最初のころは、失敗の連続でした。
声をかけるタイミングが遅くて利用者さんを不安にさせてしまったり、焦って動いてっしまって、周りの流れを乱してしまったり。
「自分は介護に向いていないのかも」と思った日もあります。

でも、現場で学んだのは、技術だけじゃありません。
利用者さんが安心するのは”完璧な介助”というより、気持ちが伝わる関わりなんだということ。
そして、介護は一人で頑張るものじゃなくて、チームで支える仕事なんだということ。

何より、利用者さんの一言に救われたことを、今でも覚えています。
うまくできずに落ち込んでいた私に、ふと笑って「慌てんでええよ」そう言ってくれた人がいました。

その瞬間、張り詰めていたものが少し緩んだ気がしました。
「うまくやらなきゃ」じゃなくて、
「安心してもらうために、落ち着いて関わろう」
そう思えるようになったんです。

親の介護が必要になって始まった道だったけれど、
介護の現場に立ったことで、私は”介護とは何か”を少しずつ知っていきました。
そして同時に、家族として自分も、少しずつ救われていった気がします。

介護って、きれいごとだけじゃありません。
しんどい日もあるし、悔しい日もある。
それでも、誰かの生活のそばにいて、今日を一緒に作っていく。
私はこの仕事に、そういう重さと温かさの両方を感じています。

もし今、介護を始めたばかりで「自分はダメだ」と思っている人がいたら、伝えたいです。
最初からできる人なんて、ほとんどいません。
大事なのは、完璧よりも、安全に、丁寧に、続けること。
そして、分らないことを「分からない」と言える強さです。

こころのヒント帳では、私自身の経験をもとに、介護の現場で感じたこと、学んだこと、そして心が折れそうに立った時の立て直し肩を、少しずつ書いていこうと思います。
同じように悩んでいる人が、「ひとりじゃない」と思える場所にできたら嬉しいです。

最後に、よければコメントで教えてください。
あなたが介護を始めたきっかけは何でしたか?
書ける範囲で大丈夫です。あなたの言葉待っています。

※本記事は個人の経験をもとにしており、特定の個人・施設を指すものではありません。プライバシーの保護のため一部表現を調整しています。

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