■「よく笑う人は風邪をひきにくい」って本当？
「よく笑う人は、あまり風邪をひかない気がする」
そんな印象を持ったことはありませんか？
実はこれ、心理学や生理学の研究でもある程度裏付けられている事実なんです。
■笑いが“人間関係”を深める理由
まず、笑いは単なる表情や音ではありません。
人と人のつながりを深める、重要な社会的コミュニケーション手段です。
誰かと一緒に笑っているとき、私たちの脳内では「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
これは“信頼ホルモン”とも呼ばれ、
・親密感
・共感
・安心感
などを高めてくれます。
つまり、笑いは「この人とは仲良くしていい」「この人は味方だ」と、無意識に感じさせてくれるサインでもあるのです。
長年連れ添った夫婦が同じようなタイミングで笑うようになるのも、
この“感情の共有”が積み重なっているからと言えるでしょう。
■笑うと免疫力が上がる理由
では、なぜ笑うと「風邪をひきにくくなる」のでしょうか？
ポイントは、ストレスの軽減と免疫細胞の活性化です。
笑うと脳がリラックスし、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が減少します。
その結果、体は副交感神経が優位になり、リラックスモードへ。
さらに注目したいのは、「ナチュラルキラー細胞（NK細胞）」という免疫細胞。
これはウイルスやがん細胞などを攻撃してくれる心強い存在なのですが、
研究によって、笑うとこのNK細胞の活性が高まることが明らかになっています。
つまり、笑うだけで“体の防衛力”が上がるというわけです。
■逆に「笑いが少ない」とどうなる？
逆に、笑わない生活が続くとどうなるか？
慢性的なストレス状態にさらされ、
・自律神経が乱れ
・免疫力が低下し
・風邪や不調が起きやすくなる
といった悪循環に陥りやすくなります。
また、人間関係もギクシャクしやすくなり、
ますますストレスが増える…という“心と体の負の連鎖”が生まれてしまうのです。
■今日からできる「笑い習慣」のすすめ
「でも最近、笑うことなんてあんまりないな…」
そんな人におすすめしたいのが、“意識的に笑う時間”をつくることです。
例えば…
- 面白い動画を見る
- お笑い番組や漫画を読む
- 家族や友達と雑談する
- 鏡の前で作り笑いをしてみる（実はこれでも効果あり！）
最初は作り笑いでも、表情筋の動きが脳に“笑ってる”と伝わり、感情が引っ張られることがわかっています。
■まとめ：笑いは最高の健康法
・人間関係を深める
・ストレスを軽減する
・免疫力を高める
これらすべてを、笑いはサポートしてくれます。
しかも無料で、すぐに始められて、副作用なし。
こんな“最強の健康法”を使わない手はありません。
「最近笑ってないな…」と思った方は、
今日から1日1笑を意識してみてください。
心も体も、じわっと軽くなるのを実感できるはずです。
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✅次回予告：
「人間関係のトラブルで眠れなくなるのはなぜ？」
― 人との葛藤が睡眠に与える意外な影響を、心理学で解説します！
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